研究開発

Our Activity

GX研究開発センター

GX(グリーン・トランスフォーメーション)関連の開発をしています。(2023年7月創立)

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役割・特長

GX技術開発センターでは、植林木や天然材に関するパルプ適性の知見や評価、また、紙製造プロセスである蒸解や漂白工程、抄紙工程、それら工程で使用する用水、工程から排出される水処理に関する技術革新を進めています。さらに、木材を出発点とした工程を通じて蓄積された技術をもとに、グリーントランスフォーメンションにつながる新たな技術、特に二酸化炭素の排出削減や固定化に関する新技術の研究開発を行っています。

技術

  • 材木育種技術
  • 木質成分精製技術
  • 精密パルプモールド技術
  • 化学合成技術
  • パルプ化技術
  • 不織布製造技術
  • 抄紙技術
  • フィルム製膜技術
  • 酵素・発酵技術
  • 段ボール加工技術
  • 水処理技術
  • 塗工技術
  • 粘着加工技術
  • ラミネート技術
  • ナノ解繊技術
  • 重合技術
  • 樹脂混錬技術
  • 微細構造加工技術

主な研究テーマ・活動

GX(グリーントランスフォーメーション)の推進による事業と環境への貢献

「GX(グリーントランスフォーメーション)」とは、経済産業省が提唱する脱炭素社会に向けた取り組みを指し、地球温暖化による気候変動の加速を抑えるカーボンニュートラルの実現を目的としています。豊富な森林資源と1世紀半以上培ってきた技術やサプライチェーンを持つ王子グループではこれまでも「Green Innovation(グリーンイノベーション)」と称して、その持続可能なリソースを基に様々な環境配慮製品を生み出してきましたが、GX研究開発センターでは、既存製品以外における、脱炭素社会の実現に向けた環境への負荷を軽減するための、さらなる技術開発を検討してます。主に紙パルプのスペシャリストで形成されているこの集団では、すでに進めている研究開発に加え、紙の製造工程をさらに深く見直すことを通じて、紙製品以外の環境面に配慮した新素材や新技術の開発など、既存事業に役立つ“何か”を探るための調査探索も進めています。現在新たに検討をしている研究に、二酸化炭素を固定化できる土壌改良剤である「バイオ炭」やパルプの製造工程で生み出される「クラフトリグニン」などがあります。

GX(グリーントランスフォーメーション)の推進による事業と環境への貢献

溶解パルプ(DP)の開発

溶解パルプ(DP:Dissolving Pulp)とは、木材中のヘミセルロース、リグニンを極限まで除去して製造したパルプのことで、セルロース純度が高いことが特徴です。加工方法によってさまざまな用途(繊維、医療、食品、液晶など)に発展させることが可能なため、多くの分野で利用されています。
王子グループでは、溶解パルプ製造技術を確立し、2014年より米子工場にて営業生産を開始。GX研究開発センターは、利用用途ごとの溶解パルプ製造条件の設計や操業安定化に向けた取り組み、さらなる高品質化や生産性向上を目指した技術開発を進めています。

溶解パルプ(DP)の開発

製紙技術で培った水処理技術の展開

王子グループでは、長年培ってきた製紙技術を通じて蓄積された用水製造・配送処理のノウハウを活かし、国内外の水インフラ全般を対象に水環境事業を展開しています。調査・提案から設計・施工、維持管理まで一貫して担い、様々な水処理に関する最適なソリューションを提供しています。
GX研究開発センターでは、水環境事業に関連した、分析、ラボ/パイロット試験のノウハウと技術、設備を保有し、開発の一環で王子グループの工場をはじめとした各フィールドにで実証試験を行いながら、将来に向けた関連技術の開発を行っています。
確立した各種水処理、廃棄物処理技術は、事業部門とも連携して様々な環境課題の解決に生かしています。これからも森が育んだ水を有効に活用して環境に戻すサイクルを通じて、地球環境に配慮した事業活動に貢献してまいります。

製紙技術で培った水処理技術の展開

センター員の主な業務と働き方について

入社12年目、 GX関連業務

非木材のパルプ化およびバイオ炭の活用に携わっています。前者は実験が多く、後者はテーマ探索の段階のため情報収集が主です。後輩2人と協力して進めており、私自身は実験の計画や結果のまとめ、調査報告書の作成などを主に実施しています。

実験は内容を相談したら、基本的に後輩に任せています。この週は、サンプルの外観や手触りを直接確認したかったため私も実験しました。報告書作成やwebでのセミナー・打ち合わせの場合は、在宅勤務を活用しています。

タイムスケジュール

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