研究開発

Our Activity

機能材開発センター

機能材(特殊紙、粘着製品、セルロース複合材等)の開発をはじめとした、機能材カンパニー関連製品(特殊紙、粘着製品、セルロース複合材等)の開発を進めています。

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役割・特長

機能材開発センターでは、王子グループの抄紙技術と塗工技術を駆使する製品を主に開発しています。
独特な機能を持たせた特殊紙の開発や、樹脂にパルプを配合させた樹脂複合材料の開発、光学・通信機器向けの粘着製品の開発など、市場のニーズを的確に捉え、迅速な研究開発を推進しています。

技術

  • 材木育種技術
  • 木質成分精製技術
  • 精密パルプモールド技術
  • 化学合成技術
  • パルプ化技術
  • 不織布製造技術
  • 抄紙技術
  • フィルム製膜技術
  • 酵素・発酵技術
  • 段ボール加工技術
  • 水処理技術
  • 塗工技術
  • 粘着加工技術
  • ラミネート技術
  • ナノ解繊技術
  • 重合技術
  • 樹脂混錬技術
  • 微細構造加工技術

主な研究テーマ・活動

ポリ乳酸ラミネート紙

紙コップや牛乳パックとして使われるラミネート紙は、紙基材に石油由来のプラスチックを積層した複合材です。ラミネート紙製造で培ったノウハウをベースに、石油由来プラスチックを使用せずに、植物由来のポリ乳酸を使用したラミネート紙を開発しました。さらに、使用後のラミネート紙のリサイクルに関する検討も行っています。
このように環境配慮型製品の開発を進め、持続可能な循環型社会の構築に向けた製品の開発を行っています。

ポリ乳酸ラミネート紙

車載用粘着シート

車載用粘着シートは、カーナビなどの車載ディスプレイの部材貼合に使用される重要な材料です。過酷な環境下でも変化しない厳しい品質要求を満たすだけでなく、意匠性やUVカット機能の付与などにより車内空間の快適性向上に寄与しています。
また、従来の粘着シートは石油由来の原料を多く使用していますが、持続可能な社会への貢献を目指し、環境負荷の少ない原材料を使用した粘着シートの開発にも取り組んでいます。

車載用粘着シート

遮熱ウィンドウフィルム

遮熱ウィンドウフィルムは、自動車や建築物の窓ガラスに貼ることで、車内や室内の快適性向上、冷房空調負荷低減やガラス飛散防止による安全性付与ができるフィルムとして使用されます。
当社では、一般的に相反する特性である「透明性」と「遮熱性」を両立させた高機能製品だけでなく、バイオマスマーク認定品やエコマーク認定品など、環境に配慮した製品の開発にも取り組んでいます。

遮熱ウィンドウフィルム

セルロース複合材「リソイルグリーン」

生分解性プラスチックと木質由来のセルロース(パルプ)を複合化した樹脂材料を開発しました。パルプを使用することで、高いバイオマス度、生分解速度を達成出来るだけでなく、強度や剛性など、さまざまな特性を向上させることが出来ます。構成するすべての原料が土中の微生物によって分解されるため、通常のプラスチックに比べ、環境への負荷を減らすことが出来ます。

セルロース複合材「リソイルグリーン」

センター員の主な業務と働き方について

入社4年目、 研究開発

樹脂複合材料の開発と、ポリ乳酸ラミネート紙の開発テーマに従事しております。若手であっても裁量を持って働ける環境で、ラボ実験の計画だけでなく、工場試作立案、各所との調整まで幅広く担当しております。

この週は、外部施設での実験・施設見学を主に行いました。週のうち3日間出張しておりますが、出張の頻度は平均して月2日程度です。出張以外の日は実験やデータ整理だけでなく、技術セミナーの受講、客先との打ち合わせなども行います。

タイムスケジュール

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